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発行日 2018年3月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集長から】
いつものように、慌ただしく過ごしている。三月末で、足かけ18年在職した立命館大学大学院応用人間科学研究科を定年退職になる。
スケジュールを見ていると、その後がゆっくりした生活になるなんてことは全くないので、基本、今と大差ないだろう。久しぶりに、五十才で京都府を早期希望定年退職した頃のことを思い出した。
先日、大学院の創志館で退職記念講演会を開いてもらった。その話の中でこの対人援助学マガジンについて触れた。私にとって、編集長を務めていることは誇りだ。それは仕事ではなく、使命だと思っているからだ。
今の時代に多くの対人援助職の方達が、ご自分の仕事や問題意識について、市民社会にしらしめるお手伝いという社会貢献。一人でも多くの執筆者がこの世界で認知されて、さらにそれぞれの使命を果たしていかれるようにサポートすること。
これは七十才を超えた自分にとって、実に具合の良い生きがいである。八年前、この創刊を企画した時、こんなことを考えていたわけではない。続けて発行する決意はあったが、それが何を意味するものになるかなど、深く考えなかった。それがこんな存在になって今ある。世界は面白い。まだまだ、何か新たなことがあるに違いない。
今号からもまた、新たに二名の新連載がある。都合で休載の方もあるが、細く長く、継続のつもりです。幾久しく、どうぞよろしく。