A4/118ページ + 別冊付録マンガ 41ページ
発行日 2010年12月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集後記(抜粋)】
11月に京都(立命館大学)で開催した「第2回対人援助学会京都大会」のワークショップ、「対人援助学マガジンの可能性」は楽しかったです。特にどなたもお呼びしたわけではなかったのですが、会場に執筆者7人ほどが集うことになりました。参加者の皆さんと話していただける機会になりました。これからはマガジンをどう利用するかの時期に入ってくると思います。
多様な対人援助分野が、いっそう活気づいて、健全な発展をするためにはそれぞれの職種内部視点の議論だけではだめだと思います。例えば近接職種が「家族」というキーワードなら全てつながってしまうように、新たなネットワークデザインが組み上げられていかなければならないのだと思います。
この雑誌の多様さが、専門細分化を走り続けすぎて、総合の場で機能不全になっているかに思える力を、再統合するヒントになればと思っています。思いがけない連携が、どのようなレベルであろうと、発生するきっかけになれば、この雑誌の存在意義は十分だと思います。
対人援助学マガジン 第3号 | |
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■全ページ(118ページ) | |
■各ページ(執筆者) | |
表紙 | |
目次 | |
対人援助学マガジンの上手な読み方 | 団 士郎 |
・知的障害者の労働現場 003 たかがガムテープ、されどガムテープ | 千葉 晃央 |
・社会臨床の視界 (3)社会臨床という思考のレッスン | 中村 正 |
・ケアマネの出会った家族たち(3) 独居老人と娘の物語 | 木村 晃子 |
・街場の就活論 vol.3 ―新卒採用に今、何が起こっているのかー | 団 遊 |
・心理療法が始まるまで(3) ~コミュニティと病院で~ | 藤 信子 |
・ケースのツボとそこに合わさる言葉(2) | 岡田 隆介 |
・映画の中の子どもたち3 「冬の小鳥」 子どもの目線でみるということ | 川崎 二三彦 |
・子どもと家族と学校と (3)不登校は学校が悪い?それとも家族が悪い? | 中島 弘美 |
・蟷螂の斧(とうろうのおの)-社会システム変化への介入-part1-第三回 | 団 士郎 |
・学校臨床の新展開 (3)学校と児童虐待Ⅱ | 浦田 雅夫 |
・(3)ポストモダンな学びのスケッチ-繋がりの中で見えてくるもの- | 北村 真也 |
・幼稚園の現場からⅢ | 鶴谷 主一 |
・福祉系対人援助職養成の現場から(3) | 西川 友理 |
・我流子育て支援論(3) ~乳児期~ | 河岸 由里子 |
・不妊治療現場の過去・現在・未来 3 ~変化するもの・しないもの~ | 荒木 晃子 |
・対人援助学の里程標 | サトウ タツヤ |
・小さな「怪獣たち」とのドラマセラピー 3.つづく「いじめ」のドラマ | 尾上 明代 |
・家族造形法の深度(3) | 早樫 一男 |
・旅は道連れ、世は情け 研究所二十周年を迎える 前夜(3) | 村本 邦子 |
・きもちは言葉をさがしている 「紅茶の時間」とその周辺 第2話 | 水野スウ |
・やくしまに暮らして 第二章 特別か個別化 | 大野 睦 |
・新連載 お寺の社会性(壱)―生臭坊主のつぶやきー | 竹中尚文 |
・執筆者近況&プロフィール一覧 | |
・またまた長い編集後記 編集長&編集員 | 編集長&編集員 |
■ 別冊付録マンガ | |
・「こども旅 不登校児の琵琶湖一周サイクリング」(上) | 団 士郎 |