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発行日 2024年3月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
新年早々に能登半島で大きな地震災害が起きた。長くマガジンを発行してきた故の巡り合わせで、「えっまた!」と思った。東日本大震災はマガジン第 4 号の発行直前のことだった。
原発被災地をのぞけば、被災各地が生活拠点として新しい姿になるのに6~7年かかっていたように思う。
能登各地の回復にもそれくらいかかるのだろう。当然、高齢化の進んでいる地域の被災という面が大きく影響してくるだろうが、それでも人はそこから立ち上がる。それを手伝えることが対人援助学マガジンの枠内にもあるだろう。
時間がかかるのは避けられないから、その中で出来ることを模索するのが非被災地に暮らす者の責務だろう。いろんなメニューが考えられればと思う。
今回の執筆者短信欄は、高名さん、水野さん、馬渡さんと被災地石川在住の執筆者からの報告から始まっている。是非、ご覧下さい。
そして今号からの新連載は乾京子さん。子ども文庫活動を長年している人。私の生活圏、ご近所住民でもある。サトウタツヤさんは久々の復活だ。長く続いている「場」は、人が来たり、去ったりしながら、在り続ける。