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発行日 2018年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集長から】
世の中に様々な編集の不正が漂っている。
医大の入試において,最終的合否判定を一部の人間の価値観の反映で,女性を排除していた。試験は公正だと思わせ、競わせたあげくの事だった。
許認可事業での手続き不正や、記録の改ざんもあったが、これもカテゴリーとしては編集作業である。
編集の行われない雑誌(社会)はあり得ない。世界の出来事をすべて報道するニュース番組があり得ないように、常に編集作業はあらゆる場所で目的に合せて行われている。だから姿勢が問われる。ジャーナリストが求められる姿勢、国家公務員が求められる姿勢、権力者が問われる姿勢。そこでグズグズと不正を容認してしまうと、社会構成員みんなの気持ちをくじく。
頑張っても仕方がない。みんなやっているんだから、少しくらい良いだろう。どうせ悪いことして儲けたに決まっているから、盗んでもかまわない。 そんな行動基準の次世代を育ててはならない。それは私たちの世界と未来社会への破壊行為だ。人類はこれまでも、何度も同じ悪事(たとえば戦争)を繰り返してきた。だからどうせまたやるのだと結論するか、愚かしく繰り返してはならないと何度でも語るかは、私達が選ぶことが出来る。
家族療法学会誌の編集をしている K さんと話していて、250人ほどの学会員で,マガジン連載者が 50 数人なんて考えられないと言われた。そんな発想をしたことがなかったことに気づいた。確かに、会員の執筆比率は驚異的なのかもしれない。
小さな学会だが、この辺を自慢材料にできるかな。 又、ページナンバーの入力ミスを発見。左甚五郎の忘れ傘だと思っておいてください。