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マガジン30号

Vol.30

対人援助学マガジン
『対人援助学マガジン』第30号発行!

A4/309ページ 
発行日 2017年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎

【編集長から】
第30号をお届けします。新たにお三方の連載が開始されます。お 一人は司法領域からの執筆。他領域に比べハードルが高いのか、今まで挙手がなかった分野からです。三浦さんは所属職場の上司の了解を得ての執筆だそうです。
 二人目は、学校における自殺予防教育と対策の可能性の観点からの報告。この中にある「自殺予防教育を道徳的問題にさせないために」というフレーズには、オッと思わされるところがありました。
 三人目は、コミュニティ通訳とは対人援助通訳であるという認識からの執筆です。言葉は文言だけが翻訳されても、コミュニケーションの支えにはなりません。そこには背景文化や歴史への理解、共感が不可欠でしょう。
 相変わらず私達の世界は、課題の尽きることのない現実です。でも、そこにこんな雑誌の形で一歩を刻み続けることを、改めて成果と呼ぼうと思います。
最近、やたら勇ましいことを言う輩が、歴史を逆行させるような流れを作ろうとしています。対人援助の同志達とは真逆の、過去の歴史にも登場した浅はかな破壊者達。そんな者の言いぐさに飲み込まれたりせず、今こそ、ディテールを大切にした対人援助学の構築が強調されなければと思います。

対人援助学マガジン 第30号
全ページ(309ページ)
 
■各ページ(執筆者)
 表紙
 目次
   
 ・ハチドリの器 見野 大介
 ・執筆者@短信 執筆者全員
 ・知的障害者の労働現場 千葉 晃央
 ・臨床社会学の方法(18) 中村 正
 ・ケアマネ あの目 この目 木村 晃子
 ・街場の就活論(30) 団 遊
 ・カウンセリングのお作法(12) 中島 弘美
 ・コミュニティと心理学を考える 藤 信子
 ・蟷螂の斧「次の一歩」(6) 団 士郎
 ・学校臨床の新展開
浦田 雅夫
 ・不登校経験を持つ若者たちのもう一つのキャリアパス 北村 真也
 ・幼稚園の現場から(30) 鶴谷 主一
 ・福祉系対人援助職養成の現場から 西川 友理
 ・境界あれこれ 河岸 由里子
 ・生殖医療と家族援助 荒木 晃子
 ・対人援助学&心理学の縦横無尽(22) サトウ タツヤ
 ・高齢者とのドラマセラピー 尾上 明代
 ・きもちは言葉をさがしている(29) 水野 スウ
 ・ノーサイド禍害と被害を超えた論理の構築 中村 周平
 ・それでも遍照金剛いうことにします 三野 宏治
 ・男は痛い!(24) 國友 万裕
 ・ひとこまマンガ 三嶋 あゆみ
 ・援助職のリカバリー(23) 袴田 洋子
 ・周旋家日記(23) 乾 明紀
 ・トランスジェンダーをいきる(22) 牛若 孝治
 ・役場の対人援助論(21) 岡崎 正明
 ・新版K式発達検査をめぐって 大谷 多加志
 ・講演会&ライブな日々 古川 秀明
 ・養育里親~もうひとつの家族~ 坂口 伊都
 ・周辺からの記憶―東日本大震災家族応援プロジェクトー(16) 村本 邦子
 ・病児保育奮闘記(15) 大石 仁美
 ・おじゃましますー精神科専門訪問看護日誌― 高垣 愉佳
 ・対人支援点描(11) 小林 茂
 ・「あ!萌え」の構造:序論(10) 齋藤 清二
 ・海の向こうに出てみれば 石田 佳子
 ・清武システムズ しすてむきよたけ
 ・SV-羅針盤のない航海(6) 川崎 二三彦
 ・精神科医の思うこと(6) 松村 奈奈子
 ・おくのほそみち(6) 奥野 景子
 ・年金記録は、人が生きてきた「証」I 馬渡 徳子
 ・東成区の昭和・思い出ほろほろメモ 柳 たかを
 ・お坊さんとケアマネさん(書簡型連載) 竹中 尚文× 木村 晃子
 ・介護福祉を巡る断章4 臼井 正樹
 ・町家合宿 in 京都 山下 桂永子
 ・そうだ、猫に聞いてみよう 小池 英梨子
 ・先人の知恵 河岸 由里子
 ・うたとかたりの対人援助学 3 鵜野 祐介
 ・あぁ結婚 3 黒田 長宏
 ・新連載2 PBLの風と土 山口 洋典
 ・新連載2 接骨院に心理学を入れてみた 寺田 弘志
 ・新連載 現代社会を『関係性』という観点から考える 三浦 恵子
 ・新連載 学校における自殺予防 川本 静香
 ・新連載 対人援助通訳の実践から 飯田 奈美子
 ・編集後記 編集長&編集員
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