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発行日 2012年6月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集長から】
200頁程のこんなカラー版マガジンが、大したコストもかからずに簡単に出せてしまうのには相変わらず驚きがある。そして、それがやろうとする気持ちひとつだというのには、もっと喜びがある。
何かが実現できるかどうかには、様々なファクターがある。同様に、何かがなかなか実現できなのにも、多様な要因がある。それを私は、結局は意志の問題だと思っている。
「生物の進化過程において、速く走りたいと思ったものが馬になった!」という非科学的かも知れない考え方が好きだ。この雑誌の試みも同じ事だと思う。
だから、若い世代の人達に、行動基準の中心に意志をおいて、成功するか失敗するかは時の運であり、それを支配することなど誰にも出来ないと覚悟を決めたら、あらゆる事は、やるか、やらないかだけだと伝えておきたい。
そしてやってみたら、案外上手くいくものなのだ。扉は開きたくて、叩かれるのを待っているのかもしれない。
いよいよ次号が第10号。正直ここまでやれるとは思わなかった、と書いた方が可愛いのだろうが、残念ながらそんなことはなく、最初から当然だと思っていた。
執筆者の一人、サトウタツヤさんは遅れのない定期刊行に感心してくれているが、「手段が整っていたら、きちんとやれるんだよ私たちは!」と、誰にというわけでもないが、そう言いたい気分だ。
でもやっぱり大したもんだ。執筆者の皆さん、有り難うございます。
対人援助学マガジン 第9号 | |
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■全ページ(195ページ) | |
■各ページ(執筆者) | |
表紙 | |
目次 | |
・執筆者@短信 | 執筆者全員 |
・知的障害者の労働現場 009 | 千葉 晃央 |
・社会臨床の視界(9)-ケア・リーバーCare Leaverたち- | 中村 正 |
・ケアマネの出会った家族たち(9)~家族理解と家族支援~ | 木村 晃子 |
・街場の就活論 vol.9 -新卒採用とキャリア教育に関するハナシ- | 団 遊 |
・心理療法が始まるまで(9) | 藤 信子 |
・第9回誌上ひとりワークショップ その5-家族援助は街のアパレル- | 岡田 隆介 |
・映画の中の子どもたち 9 「少年と自転車」 | 川崎 二三彦 |
・子どもと家族と学校と (9) | 中島 弘美 |
・蟷螂の斧(とうろうのおの)-社会システム変化への介入 第9回(1990年の児相) | 団 士郎 |
・学校臨床の新展開 (9) | 浦田 雅夫 |
・学びの森の住人たち(4) | 北村 真也 |
・幼稚園の現場から IXi –おやこんぼプロジェクト- | 鶴谷 主一 |
・福祉系対人援助職養成の現場から (9) | 西川 友理 |
・我流子育て支援論 (9) | 河岸 由里子 |
・不妊治療現場の過去・現在・未来 9 | 荒木 晃子 |
・対人援助学&心理学の縦横無尽 (6) | サトウタツヤ |
・小さな「怪獣たち」とのドラマセラピー(8) | 尾上 明代 |
・家族造形法の深度 (9) | 早樫 一男 |
・旅は道連れ、世は情け (9) (女性LC 研究所20 年) | 村本 邦子 |
・きもちは言葉をさがしている 「紅茶の時間」とその周辺 第8話 | 水野 スウ |
・やくしまに暮らして 第八章 | 大野 睦 |
・お寺の社会性(七)―生臭坊主のつぶやきー | 竹中 尚文 |
・こころ日記ぼちぼち (5)(中学生日記) | 脇野 千恵 |
坊 隆史 | |
・ノーサイド 第五回 禍害と被害を超えた論理の構築 -混乱からの脱出- | 中村 周平 |
・それでも「遍照金剛言う」ことにします(4) 脱精神科病院 | 三野 宏治 |
・「ほほえみの地域づくり」の泣き笑い(4) | 山本 菜穂子 |
・男は痛い!第三回 「ノルウェーの森」 | 國友 万裕 |
・援助職のリカバリー(2) ~たぶん、私は「新型うつ」でした~ | 袴田 洋子 |
・周旋屋日記(2) | 乾明紀 |
・新連載 トランスジェンダーをいきる | 牛若 孝治 |
・新連載 役場の対人援助論 | 岡崎 正明 |
・編集後記 | 編集長&編集員 |