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マガジン12号

Vol.12

対人援助学マガジン
『対人援助学マガジン』第12号発行!

A4/246ページ 
発行日 2013年3月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎

【編集長から】
■創刊丸三年が経った。年四回、三年で十二号。ますます読み切るのが難しいボリュームの雑誌になってきている。
 これは意図通りなので何の問題もない。繰り返し書いているように、このWeb 雑誌は対人援助領域のこの時代の資料庫になればよい。
 現場の日常はドンドン過ぎ去る時間の渦である。忘却も半端ではない。覚えておきたいと思ったことさえ、忘却の彼方に去ってゆく。
 成功も失敗も、喜びも後悔も皆、忘却の対象になる。何度過ちを繰り返したら学ぶのだろう・・・は愚問である。何度繰り返しても、人は忘れるのである。だから記録が大切なのだ。いや、記録されたものだけが記憶(歴史)になるのである。
 当然のことながら資料は記述した者がいる。だから主観である。渦中の記録であるところに嘘はないが、当事者としての思い込みはある。
 しかしこれは忘れてしまいたいという意図に基づいた隠蔽や、改ざんとは一線を画している。風化を待つ無自覚な悪意に対抗できるのは、それを阻止する装置である。
■マガジンとしての面白さ、これも大きなテーマである。なにを面白く感じるかは個人の嗜好なので、多様な誌面展開をするのが妥当なところだ。
 ページの拡張が問題にならないWeb版だから、一冊の中に複数の雑誌が同居しているような感覚もありである。と、こう書いていたところに、一番遅れた原稿が届いて仰天した。45ページある。ゆっくり読ませていただきますサトウタツヤさん。
 このマガジンは出来るだけ多様に展開したいと願っている。思いのある方からの、連載希望はいつでも受け付けています。編集長にお問い合わせ下さい。

対人援助学マガジン 第12号
全ページ(246ページ)
 
■各ページ(執筆者)
 表紙
 目次
   
 ・執筆者@短信 執筆者全員
 ・知的障害者の労働現場 012 千葉 晃央
 ・社会臨床の視界(12) 中村 正
 ・ケアマネだからできること ~地域とつなぐ~ 連載12 木村 晃子
 ・街場の就活論 vol.12 団 遊
 ・コミュニティを探して (2) 藤 信子
 ・第12回誌上ひとりワークショップ 岡田 隆介
 ・第12回 明日の空の向こうに -子どもは未来である- 川崎 二三彦
 ・子どもと家族と学校と (12) 中島 弘美
 ・蟷螂の斧(とうろうのおの)-社会システム変化への介入 第12回 団 士郎
 ・学校臨床の新展開 (12) 浦田 雅夫
 ・学びの森の住人たち(7) 北村 真也
 ・幼稚園の現場から XII 鶴谷 主一
 ・福祉系対人援助職養成の現場から (12) 西川 友理
 ・我流子育て支援論 (12) 河岸 由里子
 ・不妊治療現場の過去・現在・未来 12 荒木 晃子
 ・対人援助学&心理学の縦横無尽 (9) サトウタツヤ
 ・ドラマセラピーの手法(3) 尾上 明代
 ・家族造形法の深度 (12) 早樫 一男
 ・きもちは言葉をさがしている 第11話 水野 スウ
 ・やくしまに暮らして 第十一章 大野 睦
 ・お寺の社会性(十)―生臭坊主のつぶやきー 竹中 尚文
 ・こころ日記 ぼちぼち(6) (中学生日記) 脇野 千恵
 ・これからの男性援助を考える 第十回 松本 健輔
 ・ノーサイド 第8回 禍害と被害を超えた論理の構築 中村 周平
 ・それでも「遍照金剛言う」ことにします(7) 三野 宏治
 ・「ほほえみの地域づくり」の泣き笑い(7) 山本 菜穂子
 ・男は痛い!第六回 「僕達急行 A列車で行こう」 國友 万裕
 ・援助職のリカバリー(5) 袴田 洋子
 ・周旋屋日記(5) 乾明紀
 ・トランスジェンダーをいきる(4) 牛若 孝治
 ・役場の対人援助論(4) 岡崎 正明
 ・新版K式発達検査をめぐって(その3) 大谷 多加志
 ・十代の母という生き方(2) 大川 聡子
 ・電脳援助(2) 浅田 英輔
 ・新連載日曜寺子屋家族塾の取り組み1 古川 秀明
 ・編集後記 編集長&編集員
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