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マガジン40号

対人援助学マガジン
『対人援助学マガジン』第40号発行!

A4/289ページ 
発行日 2020年3月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎

【編集長から】「誰も読んでないのでは?」と先日ある人に言われました。読者が何人あるかをカウントしたりしないので不明です。しかし読んで下さっている方があるのは、いろんな出来事で確認できます。
講演会やWS会場で声をかけていただきますし、連載をきっかけに新たな仕事の繋がりが生まれたと執筆者から聞くこともあります。本誌連載が単行本になったのも数冊、講演依頼が来たり、NPOが活性化したり。
アクセス何件突破とか、何部増刷とか、そういう尺度ではない広がりを目指してきました。経済高度成長期に「大きいことは良いことだ!」と言っていたような価値観を払拭できないまま、右肩上がりの経済モデルに毒された意識からの脱却を心がけてきました。
多く売れるものが良いものだ!なんてわかりやすさの持つ軽率さにはウンザリでした。だからといって、趣味のミニコミのような自己満足物を作っているつもりもありません。そもそも、そういう対比的発想自体が古くさいと思うのです。
読んで貰いたい人に、まだ今から遭遇するであろう人たちに向けて、最新のモノを整えて静かに待っている、それが対人援助学マガジンです。だからバックナンバー10年分も常備です。イノベーション(技術革新)はそのために起きたのだと考えるのが適切だと思います。
古い考え方の人を置き去りにして、新しい物好きでマーケットを作って集まろうなんて発想でもありません。そんなことをしている業界がちらつきますが、それこそ古くさい下克上。そんなことをしてきたのでもありません。
いよいよ次号から11年目に突入です。新たな書き手も、読み手も更に広く求めたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

対人援助学マガジン 第40号
全ページ(289ページ)
 
■各ページ(執筆者)
 表紙
 目次
   
 ・ハチドリの器 見野 大介
 ・執筆者@短信 執筆者全員
 ・知的障害者の労働現場(40) 千葉 晃央
 ・臨床社会学の方法(28) 中村 正
 ・人を育てる会社の社長が、今考えていること 団 遊
 ・カウンセリングのお作法(22) 中島 弘美
 ・エア絵本-ビジュアル系子ども・家族の理解と支援(7)- 岡田 隆介
 ・「続・家族理解入門」(10) 団 士郎
 ・社会的養護の新展開(9)
浦田 雅夫
 ・幼稚園の現場から (40) 鶴谷 主一
 ・福祉系対人援助職養成の現場から (40) 西川 友理
 ・境界あれこれ(15) 河岸 由里子
 ・生殖医療と家族援助 荒木 晃子
 ・高齢者とのドラマセラピー(9) 尾上 明代
 ・きもちは言葉をさがしている(39) 水野 スウ
 ・ノーサイド(33) 中村 周平
 ・死について 竹中 尚文
 ・周旋家日記 乾 明紀
 ・男は痛い!(34) 國友 万裕
 ・ひとことマンガ 三嶋 あゆみ
 ・役場の対人援助論(32) 岡崎 正明
 ・臨床のきれはし(7) 浅田 英輔
 ・新版K式発達検査をめぐって その30 大谷 多加志
 ・講演会&ライブな日々 古川 秀明
 ・家族と家族幻想(1) 坂口 伊都
 ・周辺からの記憶―東日本大震災家族応援プロジェクトー(26) 村本 邦子
 ・病児保育奮闘記 大石 仁美
 ・対人支援 点描(21) 小林 茂
 ・「あ!萌え」の構造(11) 斎藤 清二
 ・精神科医の思うこと(16) 松村 奈奈子
 ・馬渡の眼 馬渡 徳子
 ・東成区の昭和・やぶにらみ日記 柳 たかを
 ・町家合宿in 京都(13) 山下 桂永子
 ・先人の知恵から(27) 河岸 由里子
 ・私の出会った人々 関谷 啓子
 ・うたとかたりの対人援助学(13) 鵜野 祐介
 ・あぁ結婚(13) 黒田 長宏
 ・PBLの風と土(12) 山口 洋典
 ・接骨院に心理学を入れてみた(11) 寺田 弘志
 ・現代社会を『関係性』という観点から考える(11) 三浦 恵子
 ・マイクロアグレッションと私たち(10) 朴 希沙
 ・保育と社会福祉を漫画で学ぶ(9) 迫 共
 ・「余地」―相談業務を楽しむ方法-(9) 杉江 太朗
 ・統合失調症を患う母とともに生きる子ども(9) 松岡 園子
 ・生体肝移植ドナーをめぐる物語(8) 一宮 茂子
 ・「盲ろう者」として、自分らしく生きる(6) 中條 與子
 ・こころ日記「ぼちぼち」partII 脇野 千惠
 ・MSWという仕事 ~バイステックの7原則から再考する~(3) 高名 祐美
 ・新連載 原田牧場 Note (1) 原田 希
 ・新連載 みちくさ言語療法 (1) 工藤 芳幸
 ・トピックス 「対人援助学マガジン 執筆者の集い」 参加者
 ・そうだ、猫に聞いてみよう(17) 小池 英梨子
 ・編集後記 編集長&編集員
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