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発行日 2023年12月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
執筆者への締切お知らせに、「今度、55号!」と書いた。欽ちゃんはお爺さんになったが、あの頃のコント55号は本当に面白かった。大活躍は1970年代だからもう五十年も前の事なのか。当時を知らない人の方が多くなったのかな。長く活躍しているから、各世代が知っている時期で欽ちゃんはずいぶん異なるのだろう。
マガジンは創刊14年目、人間ならやっと中二。まだまだガキで生意気な盛りだ。あの頃、自分の高齢期なんて想像したこともなかったが、それで不都合はなかった。将来の事なんて、中二の頭で考えてもたいした意味はない。それでもちゃんと歳はとれる。若い頃に何を考えたり、やったりしていたかが重要だなんて多分、通俗的な慣用句だ。いつでも大事なのは今、そして明日何をするかだ。それは76歳になっても同じで、断捨離や終活の話をしている人の未来はそれなのだろう。
来年、新刊「グラフィック家族理解入門」の発行準備をしている私にはそれが未来だ。そして、その膨大な原稿をUSBで保管していたのがトラブっているのが今だ。更に2025年には十数年前、「10巻まで続けよう!」と団遊が言ったシリーズ「木陰の物語」のいよいよ第10巻を出したいと思っている。
最近の執筆者短信には出版の話題が結構多い。連載を持つことが、そういう機会を呼び寄せる。連載専門マガジンを続けることで、皆さんの原稿が溜まってゆき、形になるに違いないと考えていた。それが叶っているのだから果報者の編集長である。皆さんありがとう。
マガジンを通して未来に向けて、この世界に新しい中身を少しでも付け加えていきたいと思う日々だ。