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マガジン6号

Vol.6

対人援助学マガジン
『対人援助学マガジン』第6号発行!

A4/201ページ 
発行日 2011年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎

【編集長から】
■『ノーサイド』(新しい首相が総裁就任演説で叫んでいたが)を連載開始した中村周平くんが「今回も写真掲載構いませんか?
ご迷惑でなければ・・・」と遠慮気味に添付ファイルで送ってきた写真を見た。
 “高校時代“と題された一枚。グラウンドでのスナップだろう。表情から不安、決意、気後れ、拳の意志・・・いろんな言葉が浮かんできた。
 ユニフォーム姿の高校生の眼差しに私が勝手に読み取ったのは、ここから始まる物語である。
 この周平くんは、まだ自分の未来を知らない。それは今の彼も我々も同じで、誰も明日のことなど予言できない。
 それは拡大すれば、地震や津波、原発、そして台風で被災した人たちも同じだ。
 そして誰も、起きなかった昔に戻ることは出来ない。誰かにおきることが、誰かにおきる。だから、自分に起きるかどうかだけが問題なのではなく、誰に起きたとしても、それをどう受け止めるかが、社会全体に問われている。
天野忠詩集の中の短文にこういうのがある。連合軍が勝利し、ナチスドイツが崩壊した後のことだ。強制収容所・記録フィルムの街頭上映会がドイツ国内の津々浦々で行われた。ドイツ人の中には収容所のことを知らなかった者もあった。それを連合軍は全ドイツ国民に知らしめようとした。
上映会を後にした冬の夜の帰路。黙って歩く父子の頭上に雪が降り始める。息子が空を見上げながら、「あっ父さん、雪だ・・・」とつぶやく。
 人はしばしば、何を語ればいいのか、途方に暮れる。しかしそんな時にこそ、語らなければならない。大したことでなくて良い。自分の言葉精一杯の所を、そこにいる責任として口にしなければならない。
 今がどういう時代なのか、渦中にいては分からないことがある。歴史になった頃に、はじめて明らかになる意味も存在するに違いない。マガジンがそう言う中の一つであると良いと思う。

対人援助学マガジン 第6号
全ページ(201ページ)
 
■各ページ(執筆者)
 表紙
 対人援助学会第三回年次大会告知
 目次
   
 ・執筆者@短信 執筆者全員
 ・知的障害者の労働現場 006 千葉 晃央
 ・社会臨床の視界 (6) 中村 正
 ・ケアマネの出会った家族たち(6) 木村 晃子
 ・街場の就活論 vol.6 ―新卒採用に今、何が起こっているのかー 団 遊
 ・心理療法が始まるまで(6) 藤 信子
 ・第6 回誌上ひとりワークショップ(中編) 岡田 隆介
 ・映画の中の子どもたち 6 「いのちの子ども」 川崎 二三彦
 ・子どもと家族と学校と (6)(開業カウンセラー日誌) 中島 弘美
 ・蟷螂の斧(とうろうのおの)-社会システム変化への介入(20 年前の児相と) 第6回 団 士郎
 ・学校臨床の新展開 (6) 浦田 雅夫
 ・学びの森の住人達(1) 学校でもない、塾でもない、森・・・ 北村 真也
 ・幼稚園の現場からVI 鶴谷 主一
 ・福祉系対人援助職養成の現場から (6) 西川 友理
 ・我流子育て支援論 (6) 河岸 由里子
 ・不妊治療現場の過去・現在・未来 6 荒木 晃子
 ・対人援助学&心理学の縦横無尽 (3) サトウタツヤ
 ・小さな「怪獣たち」とのドラマセラピー 尾上 明代
 ・家族造形法の深度 (6) 早樫 一男
 ・旅は道連れ、世は情け (6) (女性LC 研究所20 年) 村本 邦子
 ・きもちは言葉をさがしている 「紅茶の時間」とその周辺 第5話 水野 スウ
 ・やくしまに暮らして 第五章 大野 睦
 ・お寺の社会性(四)―生臭坊主のつぶやきー 竹中 尚文
 ・こころ日記ぼちぼち (3)(中学生日記) 脇野 千恵

 ・これからの男性援助を考える 第四回

坊 隆史
 ・新連載ノーサイド 第二回禍害と被害を超えた論理の構築 中村周平
 ・新連載それでも「遍照金剛言う」ことにします(精神障害者福祉) 三野 宏治
 ・新連載「ほほえみの地域づくり」の泣き笑い 山本 菜穂子
 ・巻末座談会「障害をもつ友達と過ごすとは?」 石原 × 三人
 ・編集後記 編集長&編集員
   
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