A4/339ページ
発行日 2022年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
酷暑から逃れ、コロナ禍を避け、台風をすり抜けながら、今(9/8)までのところを過ごしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
対人援助学マガジンが第50号を迎えました。創刊時にこんなに続くとも、続かないとも思いませんでした。自分が飽きなければ、継続に無理のないシステムを構築してスタートしたので、結果的によくぞ13年もと思うだけです。
最近も、「読者から声をかけられて・・・」なんて喜びの声を執筆者から聞きました。私は 「そうでしょう・・・」、と心の中で一人充たされた気分でいます。このようにセッティングしておけば、時間はかかりますが、そうなるに決まっていると思っているからです。
少し一般化してみると、多くの人が一生懸命なのに、なかなか報われません。入れ込みすぎて結果的に傷ついたり、二度とあんな無駄な労力を費やすことはしないなんて呟いていたりします。それを私は、確かなことばかり集めようとしすぎた結果だったり、失敗する方法を選んで頑張っているのではないかと思っています。
何かを成功させたいなら、選択には注意を払うことです。その方法の一つが、正しいことではなく、役に立つことを始めることだと思います。言い換えると、客観的根拠に依存しすぎず、自己責任の主観でスタートしようということです。達成の可能性はどちらにしてもたかがしれています。ならば自分起点が一番ではないかと思うのです。