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マガジン53号

対人援助学マガジン
『対人援助学マガジン』第53号発行!

A4/290ページ 
発行日 2023年6月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎

今号からも新連載が二本。それぞれ、編集者と個人的繋がりのある方々だ。どうぞ息長くの執筆をよろしく。
マガジンは活発に14年目突入だ。六十名もの連載執筆者となると、入れ替わりも休載もあり、このところ300ページあたりで落ち着いてきている。プリントするとけっこうな厚さだが、Webで興味のある所だけ読む姿勢なら、適度なメニューの量かもしれない。
年四回の定期刊行を、粛々と続けながら、腹の中では、「こんな事はなかなか出来るものではないぞ」といつも、十数年を振り返ったりしている。 (ご存知のように、結構な自慢屋さんなもんで!)
世間にはこのような刊行物が山のようにあって、その編集担当者は口を揃えて、原稿の遅れる執筆者への不満を漏らしている。断言するが、編集者のこのようなコメントくらい無意味なものはない。そんな愚痴にはひとかけらの改善へのきっかけもない。
これは編集に付きまとう問題を、どう対策、解決するかだけが焦点の課題なのだ。多くの人達 (素人も玄人も)が、昔から相も変らぬことをこねくり回している内に、こういった発行物がどんどん消えた。
対人援助学マガジンは、息長く、創刊当時から変わらずの執筆者と、新しく開始して長く書き続けてくれる方々に支えられてきた。それにゴタクを言わずに役割に徹してくれる編集者二人の貢献も大きい。この良循環が存続の秘訣だ。
しかしそれに一つ付け加えるとしたら、マガジンが継続定期刊行できるためのシステムを構築できていることが大きい。何でもそうかもしれないが、見えないところにセットされたシステムなど気がつく人は少ない。
しかし継続の秘密はそこに隠されていて、それを発見して具体化し、世の中の新たな智の財産にする時代に突入している。
昔からある愚痴を継承して、ありきたりなことを口にしている人は、それ故に滅びるのである。

対人援助学マガジン 第53号
全ページ(290ページ)
 
■各ページ(執筆者)
 表紙
 目次
   
 ・ハチドリの器 見野 大介
 ・執筆者@短信 執筆者全員
 ・付け加えることができる価値は何か? 千葉 晃央
 ・臨床社会学の方法(41) 中村 正
 ・団遊の脱線的経営言論 団 遊
 ・解放の心理学へ(2) 藤 信子
 ・カウンセリングのお作法(35) 中島 弘美
 ・晩年 D・A・N 通信 団 士郎
 ・幼稚園の現場から(53) 鶴谷 主一
 ・福祉系対人援助職養成の現場から(53) 西川 友理
 ・ああ、相談業務(13) 河岸 由里子
 ・きもちは言葉をさがしている(50) 水野 スウ
 ・路上生活者の個人史(8) 竹中 尚文
 ・男は痛い!(47) 國友 万裕
 ・役場の対人援助論(45) 岡崎 正明
 ・臨床のきれはし(21) 浅田 英輔
 ・発達検査と対人援助学(12) 大谷 多加志
 ・対人援助点描(31) 小林 茂
 ・立場が変わると何かが見える (5) 坂口 伊都
 ・周辺からの記憶‐東日本大震災家族応援プロジェクト‐(39) 村本 邦子
 ・精神科医の思うこと(9) 松村 奈奈子
 ・馬渡の眼 馬渡 徳子
 ・東成区の昭和 やぶにらみ日記 柳 たかを
 ・心理コーディネーターになるために 山下 桂永子
 ・先人の知恵から(40) 河岸 由里子
 ・うたとかたりの対人援助学(25) 鵜野 祐介
 ・ああ結婚(26) 黒田 長宏
 ・PBL の風と土(5) 山口 洋典
 ・接骨院に心理学を入れてみた (24) 寺田 弘志
 ・現代社会を『関係性』という観点から考える(24) 三浦 恵子
 ・保育と社会福祉を漫画で学ぶ (20) 迫 共
 ・「余地」―相談業務を楽しむ方法― (23) 杉江 太朗
 ・統合失調症を患う母とともに生きる子ども 松岡 園子
 ・生体肝移植ドナーをめぐる物語 (21) 一宮 茂子
 ・こころ日記『ぼちぼち』partIII 脇野 千恵
 ・原田牧場 Note(13) 原田 希
 ・ザイコロジー(1)新連載 川畑 隆
 ・応援、母ちゃん(13) 玉村 文
 ・HITOKOMART(13) 篠原 ユキオ
 ・川下の風景(10) 米津 達也
 ・幾度となく会い、語り合うことの意味 本間 毅
 ・一語一絵(10) 畑中 美穂
 ・福祉教育への挑戦 (最終回) 高井 裕二
 ・対人援助をリブートするこの一冊 (15) 渡辺 修宏
 ・対人援助をリブートするこの一冊(16) 二階堂 哲
 ・対人援助をリブートするこの一冊(17) 小幡 知史
 ・島根の中山間地から Work as Life(9) 野中 浩一
 ・かぞくのはなし(6) きむらあきこ
 ・ヨミトリとヨミトリ君でご一緒しましょ!(5) 高木 久美子
 ・こかげのにちじょう(4) 鳴海 明敏
 ・私はここにいる —現象学としての書道—(4) 櫻井 育子
 ・社会教育の周縁(3) 山本 竜司
 ・コソダテノシンリ(3) 中谷 陽輔
 ・教室の窓から 來須 真紀
 ・社会科の授業を対人援助学の視点から 内田 一樹
 ・家族面接の実践から里親家族支援を考える その③ 坂口 伊都 他
 ・ある訪問看護師のアタマの中 新連載 山岸 若菜
 ・人生は対応のバリエーション 新連載 宮井 研治
 ・講演会&ライブな日々(34) 古川 秀明
 ・対人援助学マガジントークライブ報告 編集部
 ・編集後記 編集長&編集員
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