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発行日 2014年3月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集長から】
■また一つ、新連載が始まった。私自身が病児保育に関わっていたことはないが、「病児保育問題」を世の中がどのように扱うのかは、とても関心があった。そして、大石仁美さんが京都で病児保育所を開設する時期に、微力ながらサポーターとして関わることになった。あれからもう10年の時が経ったのか。
相変わらず、待機ゼロが目標だとか、女性労働力の活用だとか、昔ながらの話を景気の動向にあわせて都合良く語る世間は同じだ。
でも、世の中が変わろうと、変わるまいと、その間に実践の日々は過ぎる。現実も変化するし、それを取り巻く認識も変わる。答えが出てからではなく、実践力のある人が現実を作る。そこからしか変化が起きることはない。
荒木晃子さんは不妊治療領域で、タイトルも新たな新連載になる。岡田隆介さんと脇野千恵さんの連載終了は、共に働いていた場所から一区切りする時期を迎えられてのことだ。又、新たな連載を考えてもらえると嬉しい。
■季刊は早い。編集を完了して、事務局の川原さんにWeb 上にアップして貰ったら直ぐ次の号のことが浮上する。
大谷編集員、千葉編集員は若いので、今が仕事の時なのだろう、本来業務外の仕事も厭わずよく働く。とても意欲的だ。そしてそれが報われるような世の中の流れの渦中にいるように見えるのは幸せだ。
■短信に書いたが編集直前までロンドン視察と前後の出張で10 日間、仕事場を留守にした。そのせいで、編集、その他の作業が慌ただしい。
そしてこの後もまた直ぐニューヨーク行きが控えている。とにかく出来ることを着実に前倒しで済ませていくしかない。webアップされたものを最初に見るのは、NYでのiphoneになる。
■私にとっての新年度4 月は、京都でのマンガ展「木陰の物語」から始まる。
2014 年は一年を通じて、あちこちでパネルマンガ展が出来ることになっている。お近くで開催されているときに、是非一度ご覧下さい。
対人援助学マガジン 第16号 | |
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■各ページ(執筆者) | |
表紙 | |
目次 | |
・執筆者@短信 | 執筆者全員 |
・知的障害者の労働現場 016 | 千葉 晃央 |
・臨床社会学の方法(4) | 中村 正 |
・ケアマネだからできること | 木村 晃子 |
・街場の就活論 vol.16 | 団 遊 |
・コミュニティを探して (6) | 藤 信子 |
・最終回 誌上ひとりワークショップ | 岡田 隆介 |
・映画の中の子どもたち16 | 川崎 二三彦 |
・子どもと家族と学校と(開業カウンセラー日誌) 16 | 中島 弘美 |
・蟷螂の斧part 2 トークライブ2001第1回 | 団 士郎 |
・学びの森の住人たち(11) | 北村 真也 |
・幼稚園の現場からⅩVI | 鶴谷 主一 |
・福祉系対人援助職養成の現場から 16 | 西川 友理 |
・先人と知恵から(4) | 河岸 由里子 |
・新連載 生殖医療と家族援助(1) | 荒木 晃子 |
・対人援助学&心理学の縦横無尽 13 | サトウタツヤ |
・ドラマセラピーの手法(6) | 尾上 明代 |
・日本のジェノグラム(3) | 早樫 一男 |
・きもちは言葉をさがしている 第15話 | 水野 スウ |
・やくしまに暮らして 第十五章 | 大野 睦 |
・お寺の社会性(十四)―生臭坊主のつぶやきー | 竹中 尚文 |
・こころ日記ぼちぼち 最終回 | 脇野 千恵 |
・これからの男性援助を考える 第十四回 | 坊 隆史 |
・ノーサイド 第12回 禍害と被害を超えた論理の構築 | 中村 周平 |
・それでも「遍照金剛言う」ことにします(11) | 三野 宏治 |
・男は痛い!第10回「アフタースクール」 | 國友 万裕 |
・援助職のリカバリー(9) | 袴田 洋子 |
・周旋家日記(9) | 乾 明紀 |
・トランスジェンダーをいきる(8) | 牛若 孝治 |
・役場の対人援助論(8) | 岡崎 正明 |
・新版K式発達検査をめぐって(その7) | 大谷 多加志 |
・十代の母という生き方(6) | 大川 聡子 |
・電脳援助(6) | 浅田 英輔 |
・日曜寺子屋家族塾の取り組み5 | 古川 秀明 |
・Journey to my PhD @ York in イギリス/Vol.4 | 浅野 貴博 |
・養育里親~もうひとつの家族~ 4 | 坂口 伊都 |
・周辺からの記憶2 | 村本 邦子 |
・新連載 病児保育奮闘記(1) | 大石 仁美 |
・対談企画 「教育と福祉の連携を模索する」 | 朝野 浩 vs 千葉 |
・編集後記 | 編集者三名 |