対人援助学会 ヒューマンサービスを科学する

関連リンク お問い合わせ
  • 白
  • 黒
背景色反転

マガジン46号

対人援助学マガジン
『対人援助学マガジン』第46号発行!

A4/363ページ 
発行日 2021年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎

 相変わらずコロナ禍真っ只中である。いつか抜けたとしても、それはポストコロナの時代。以前に戻るわけではない。
 東日本大震災原発事故の時、被災地からたくさんの家族が避難した。そして数年、新たな場所での人間関係や仕事、子ども達の成長が当然あった。そこで突きつけられたのは、いつFUKUSHIMAに戻るのか、あるいはそれ以外の選択をするのか。
 禍の後遺症としてではなく、変化した新たな時代と、どう向合っていくのか。相似形だなと思って見つめている。
 このマガジンのスタートは、先細りの紙媒体出版の時代に対する、webマガジン(フリー)という新形態提案だった。だから10年を超えて続いたところがあっただろう。
 そして第二期といってもいい変化が今、千葉編集員や大谷編集員が編集後記に書いている複数の展開だ。
 連載中の村本邦子さんの「周辺からの記憶」が本紙掲載原稿とは別の内容、2頁コラム形式で執筆され、国書刊行会から出版された。(詳細は村本頁のまえがきを)
 私は頼まれて扉イラストを二十五枚描いた。装丁デザイナーがそのイラストを使って仕上げた表紙がとても上品で良い。その効果もあって(?)朝日新聞の書評欄に取り上げられ、なかなかいい書評になっている。ぜひ読んでみてください。
 他にも連載陣の中に書籍化の打診を受けている方がある。創刊時に目論んだことが、いろいろ発展的に実現してゆくのは、編集長として嬉しい限りだ。

対人援助学マガジン 第46号
全ページ(363ページ)
 
■各ページ(執筆者)
 表紙
 目次
   
 ・ハチドリの器 見野 大介
 ・執筆者@短信 執筆者全員
 ・障害者福祉援助論 千葉 晃央
 ・臨床社会学の方法(34) 中村 正
 ・人を育てる会社の社長が、今考えていること 団 遊
 ・カウンセリングのお作法(28) 中島 弘美
 ・対人援助学との出会い(2) 藤 信子
 ・エア絵本 -ビジュアル系子ども・家族の理解と支援- 岡田 隆介
 ・配偶者を亡くして一年日記(1) 団 士郎
 ・社会的養護の新展開(15) 浦田 雅夫
 ・幼稚園の現場から(46) 鶴谷 主一
 ・福祉系対人援助職養成の現場から(46) 西川 友理
 ・ああ、相談業務 河岸 由里子
 ・対人援助学&心理学の縦横無尽(31) サトウタツヤ
 ・男は痛い!(40) 國友 万裕
 ・役場の対人援助論(38) 岡崎 正明
 ・臨床のきれはし(14) 浅田 英輔
 ・発達検査と対人援助学(5) 大谷 多加志
 ・講演会&ライブな日々(28) 古川 秀明
 ・家族と家族幻想(7) 坂口 伊都
 ・周辺からの記憶 ‐東日本大震災家族応援プロジェクト‐(32) 村本 邦子
 ・対人援助点描(27) 小林 茂
 ・精神科医の思うこと(22) 松村 奈奈子
 ・馬渡の眼 馬渡 徳子
 ・東成区の昭和 やぶにらみ日記 柳 たかを
 ・心理コーディネーターになるために 山下 桂永子
 ・そうだ、猫に聞いてみよう(23) 小池 英梨子
 ・先人の知恵から(33) 河岸 由里子
 ・うたとかたりの対人援助学(19) 鵜野 祐介
 ・ああ結婚(19) 黒田 長宏
 ・PBL の風と土(18) 山口 洋典
 ・接骨院に心理学を入れてみた(17) 寺田 弘志
 ・現代社会を『関係性』という観点から考える 三浦 恵子
 ・保育と社会福祉を漫画で学ぶ(14) 迫 共
 ・「余地」―相談業務を楽しむ方法―(16) 杉江 太朗
 ・統合失調症を患う母とともに生きる子ども(番外編④) 松岡 園子
 ・生体肝移植ドナーをめぐる物語(14) 一宮 茂子
 ・こころ日記「ぼちぼち」partⅡ 脇野 千惠
 ・母のものがたり 高名 祐美
 ・原田牧場 Note(7) 原田 希
 ・かけだ詩(6) 川畑 隆
 ・ブルーグレーの肖像(6) 天川 浩
 ・応援、母ちゃん(6) 玉村 文
 ・HITOKOMART 篠原ユキオ
 ・キャリアと文化の心理学 土元 哲平
 ・フランスのソーシャルワーク 安發 明子
 ・コロナ禍の中「幾度となく会い、語りあうことの意味」を考える 本間 毅
 ・この世界で生きるあなたへ‐国境なき医師団の活動をふりかえって‐ 河野 暁子
 ・川下の風景 米津 達也
 ・一語一会 畑中 美穂
 ・福祉教育への挑戦 高井 裕二
 ・対人援助をリブートするこの一冊(3) 小幡 知史 他
 ・島根の中山間地から Work as Life 野中 浩一
 ・夫の腎臓と笑う私 両角 晴香
 ・対人援助学マガジン読書会報告&第 3 回読書会告知 編集部
 ・対人援助学マガジン執筆者トークライブ報告 編集部
 ・編集後記 編集長&編集員
※PDFファイルの閲覧にはAdobe Acrobat Readerが必要です。