対人援助学会 ヒューマンサービスを科学する

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過去の大会内容

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第9回大会の概要

日程:2017年11月4日(土)、5日(日)
1日目 11:00~19:00(受付13:00~)
2日目 9:00~16:10
テーマ:危機の時代のヒューマンサービス−地域と対人援助−
会場:立命館大学(衣笠キャンパス) 敬学館2階
(京都市北区等持院北町56-1)
【交通アクセス】http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/kinugasa/
大会参加費:会 員 3,000円 / 非会員 3,500円 懇親会 1,000円
※事前申込はありません。参加費は当日会場で御支払ください。

第9回大会のプログラム

▼11月4日(土)
■理事会  
11:00~12:00
 
■受付  
13:00~     
受付
■理事会企画
●基調報告  
 「危機の時代に抗する対人援助のフロンティア」
 梁陽日 氏(本学会常任理事/同志社大学講師)
 13:30~14:00 

 2016年度の神奈川大会(第8回大会)は、「相模原障害者殺傷事件」直後の大会だったこともあり、参加者全員が発言できるようにしたラウンドテーブル風の企画をもちました。
「人間らしく生きること が根本的に問われている課題としてさらに継続させ、対人援助学研究と対人援助実践に携わる私たちがその課題にどう向き合い、期待に応えていくのかをさらに問う機会にしたいと考えます。
この課題は、事件だけではなく多様な様相を呈しています。経済格差と社会的排除による社会的困難の常態化、在日外国人・障がい者をはじめとするマイノリティへのバッシング、ヘイトスピーチの氾濫、東アジア情勢の危機に乗じた国家主義の強化、生きにくさを心の問題や個人の資質や病理に還元していく傾向等です。再度、私たちの暮らしや人権を脅かす状況として現代社会の動向を把握すべきだと考えます。
 大会全体をとおして、ヒューマンサービスに何ができるのかについて問うこととします。なかでも理事会企画プログラムは、「地域と対人援助」に焦点をあて、身近な事柄から「わたしたちにできること」を立ち上げていく多様な取り組みについて、各地、各場面から学びあう機会をもちたいと計画しました。
 地域は生きる<場>です。そこに臨み、佇み、赴き、創るという営為をとおして人間らしく生きることの協働の営みに根ざしてこそ対人援助はその本領を発揮するのだと思います。地域における対人援助の現在を照らし出し、必要なら概念も再考・創出しつつ、場にひらかれていく、場とともにある支援や臨床の実践を多様に確認していきます。
 健康を単に病気という視点からではなく、生活習慣や生活環境、「社会」という大きな視点からみて、地域健康社会学を構想する早川岳人さん、新潟で退院支援を軸にした地域における連携と融合を具体的に組織し、援助職のエンパワメントも担う本間毅さん、地域猫活動から人間の現在を照射する小池英梨子さん、福島の原発被害に起因する帰還困難地域の動物の生態を写真でとらえて世界に衝撃を与えたフォトジャーナリストの太田康介さんを招き、教育講演、地域事例報告を組みました。地域をとおしてみえてくる対人援助、そこでの権利擁護や社会正義のリアリティ、ヒューマンサービスのあり方について考えていきます。
あわせて、権利としてのヒューマンサービスが個人の自己責任、自助の延長としての家族的な責任、地域での共助頼みに転嫁され、国家による公的保障が後退していく事態も批判的に検討していきます。こうした課題は、大学での専門職養成、現任者教育の課題の大きさも物語ることになります。広角レンズと接写レンズの複眼的思考がいまこそ必要なことについて深めていきます。

●招聘教育講演  
 「地域健康社会学」からみえてくること
 早川岳人 氏(立命館大学教授)
14:00~15:15 

 健康は誰にとっても大きな関心ごとです。健康を単に病気という視点からではなく、生活習慣や生活環境、「社会」という大きな視点からみたとき、どんな姿が浮かび上がるのでしょうか。現代社会において、健康課題は、単に個人の生活習慣の改善だけでは予防・対処はできません。個々人が属している地域社会の健康問題の改善も同時に行っていくことが重要です。地域健康社会学研究は、その根拠を、これまで行政に蓄積されながらも利活用の限られてきた医療・健康データを活用したり、当事者に話を聴いたりして、質的研究、量的研究の双方を混合して地域の特性を見出し、地域の健康課題を考察していきます。これからますます様々な健康課題を考えていくためには、住民、地域単位で危機意識を感じてもらい、「自分たちの体は自分たちで守る」、「自分たちの地域は自分たちで守る」、自主、自立、自衛、共生という意識のもと、地域づくりを行っていく必要があります。
 早川岳人さんは、公衆衛生、社会疫学、臨床社会学の多様な視点から健康について考える「立命館大学地域健康社会学センター
を組織しています。早川さんは、滋賀医科大学リサーチ・レジデント、財団法人長寿科学振興財団リサーチ・レジデント、島根医科大学(現島根大学医学部)環境保健医学講座公衆衛生学、福島県立医科大学衛生学・予防医学講座講師を経て、2016年4月から立命館大学衣笠総合研究機構教授をつとめています。
 この考え方の源流をつくったのは京都西陣に拠点をおく病院で地域医療を実践してきた京のわらじ医者、早川一光さんです。体調によりますが、早川一光さんを招いてお話をいただく時間も設ける予定です。早川一光さんは京都府立医科大学卒業、京都西陣で白峯診療所、のちの堀川病院で住民参加の地域医療を実践し、患者・家族や地域に耳を傾け、現在は、自らも患者になりながら「生活医療」について問いかけ続けています。

●地域事例報告その1  
 「新潟における退院支援研究会の取り組み」
 本間毅 氏(新潟医療生活協同組合木戸病院、整形外科・リハビリテーション科医師)
15:25~15:55 

 新潟で「退院支援研究会」を主宰されています。
退院後も日常のケアや医療管理を入院中と同じように受けられるよう、患者と家族が適切なプランを作成することを支援する部門を越えたプロセスとされる退院支援が、患者さんやご家族に「退院強制」と言われかねない状況にあるのではないかと危惧することがこの会を組織された動機です。これは、社会保障費の適正利用と医療機関の経営健全化の狭間で、医療の質が、在院日数や在宅復帰率など数字で見えるアウトカムから評価される現状が生んだ矛盾なのかも知れませんと指摘します。超高齢社会を支えるため病院から在宅へのシフトを狙った地域包括ケアシステムや、病床数と在院日数の適正化を目標とする地域医療構想ですが、2017年の春から始まった退院支援にかかる診療報酬算定がこの傾向に拍車をかけているとしたら真に残念なことです、と内省を重ね、それではどうすべきかについての対案を中核的病院から地域に広がる多職種連携のなかですすめておられます。その様子をお話くださいます。

●地域事例報告その2  
 「地域猫のとりくみをとおして対人援助学の姿がみえてくる」
 小池英梨子 氏(「人もねこも一緒に支援プロジェクト」代表)
16:00~16:30 

 「猫から目線で動く支援」を掲げています。しばらく「公益財団法人どうぶつ基金」でもお仕事をされていました。小池さんは、“多頭飼育崩壊”と“貧困”、“動物虐待”と“児童虐待”“ノラ猫の過剰繁殖”と“繋がりが失われた地域”等の視点から、猫が絡む問題に対応しています。どのケースも“人”の問題と密接に関わっています。動物問題は人が作り出した問題であるがゆえに、動物問題の近くには必ず人の問題が存在します。したがって、人や地域に対して介入支援を行うことが不可欠でした。また、“猫問題”改善に向け、介入する中で、お手上げ状態だった“人の問題”が改善に向けて動き出すことも多々ありました。猫を通して、人や地域、社会のシステムが動く、それは、システム論やコミュニティ心理学の視点から捉えれば納得できることでもありました。「切り離しによる原因特定と取り除き」ではなく、「包括的にとらえ、ちいさなシステムチェンジを行う」猫から目線で動いた支援について、ケース検討をとおして、システム論やコミュニティ心理学の知見をベースとした考え方について話をしてくださいます。

 太田康介 氏(フォトジャーナリスト)とコラボ「20キロ圏地域」という視点
福島第一原発20キロ圏地域で助けを待ち続ける動物たちの姿をとおして、メルトダウン後の20キロ圏地域をとらえています。この地域は「フクシマとして世界の関心事となっています。20キロ圏地域で助けを待ち続ける動物たちはどうなったのか。東北の寒い冬、食べ物のなくなった土地で命をつなぐ犬や猫。生き残った牛たちが迎えた悲しい結末。報道されることのない原発20キロ圏地域の生態としての現実を伝え続け、「のこされた動物たち」「待ちつづける動物たち」の観点から迫っています(共に同タイトルで飛鳥新社から刊行)。伝えられることのない生き物の記録です。無人の家で飼い主を待ち続ける犬、最後の力を振り絞って助けを求める猫…。強く生きる姿も、助けられなかった命も、動物たちの現状をありのままに伝えます。写真は赤裸々です。「私は、ごめんよ、ごめんよ、と謝りながら写真を撮りました。」と写真集に記されています。「私にできることは、写真を撮り、今起こっている現実を多くの人に知ってもらうこと。それしかできないのです。やがて怒りが沸いてきて、チクショー、チクショーと呻きながらシャッターを切りました。」とも。その怒りは、私を含めた人間に対してのものですと語ります。ボスニア・ヘルツェゴビナやアフガニスタン、カンボジア、北朝鮮などを撮る戦場カメラマンとしても活躍してきた異色の経歴が対人援助学と出会います。

■会務総会
17:00~17:40 
 
■懇親会  
18:00~     
 
11月5日(日)
■ポスター発表  
9:00~11:00 
ポスター(パネル)セッション
■ミニワークショップ  
11:10~12:00 
姿勢と呼吸。「ココロへ、「カラダ」からアプローチする必要性
~ 目に見えない「ココロ」に「カラダ」からアプローチ~
圓藤 政臣 氏(株式会社 AND DO. 代表取締役)

 昨今の社会病理に代表されるものとして、メンタルヘルスの労災認定の請求件数は本格化。この現代特有の社会病理に対して、カラダからココロへの二層論的アプローチを実現する手立てとして、理学療法士とともに開発した「ブレストモーションエクササイズ」。生命維持活動において随意的コントロールが可能な「深呼吸」に原点回帰し、人々のココロに、カラダからアプローチする「ブレストモーションエクササイズ。
 企業の働き方に変化が起き始めているいま脚光を浴びるマインドフルネス瞑想。ブレスバンドを使ったブレストモーションエクササイズは、トレンドであるマインドフルネス瞑想をより分かりやすく成し得る手立てとして、企業研修の流行りとなっている。
■企画ワークショップ(1)   
 「退院支援研究会」がスタートしました
 ・新潟医療生活協同組合 木戸病院リハビリテーション科
  退院支援研究会代表 医師 本間 毅
 ・公益社団法人 新潟県看護協会 常務理事
  退院支援研究会世話人 看護師 若槻 宏子
13:00~14:30 

 平成29年5月21日(日)、新潟市で「退院支援研究会」が発足しました。退院支援研究会の目的は、患者・家族が不安の無い退院を迎え、支援者がその過程で仕事にやりがいを感じながら成長できるよう支援することにあります。発足式の当日は、医療・介護・福祉職以外にも、行政担当者や高齢者の権利擁護に尽力している法律の専門家も加え、新潟県全域から100名を越える方々が参加されました。超高齢社会を迎え、2025年問題の打開策として地域包括ケアシステムや医療・介護ネットワークが推奨される現在、退院支援は多くの方たちが関心を寄せるテーマであると改めて痛感いたしました。今回は、対人援助学会の中村 正 理事長から「対人援助学の創造―『生きる』を協働することの省察的な実践」と題し、ご講演をいただき参加者たちに大きな反響を呼びました。
  1)退院支援研究会発足に先立ち、昨年行われた対人援助学会第8回大会(横須賀)に於いて、私どもが企画したシンポジウム「医療における対人援助としての退院支援を再考する」の概要、2)発足式に至るまで定例世話人会で検討を重ねるうちに得られた知見、3)発足式の際に行ったアンケート結果、4)定期事例検討会の様子などを報告します。今後は、3回/年程度の定期事例検討会と学会形式の年次大会を行う予定です。

■企画ワークショップ(2)-①  
「TEA(複線径路等至性アプローチ)による言語文化マイノリティの支援を考える」
・企画 サトウタツヤ 立命館大学総合心理学部
・発表者
 立命館大学大学院 言語教育情報研究科M2 稲田栄一
 京都産業大学 非常勤講師 宮村舞
・討論者  立命館大学文学部・言語教育情報研究科 北出慶子
14:40~16:10 
 日本国内における外国人労働者数は年々増加傾向にあり、2015年には90万人を超えている。しかし、地域や職場における言語文化の違いから起きる衝突に十分に目が向けられているとはいえない。国の理念として2006年に地域における多文化共生が掲げられたものの、外国人就労者は安価な労働力として利用されるだけで、彼らおよびその子弟の地域や職場における社会としての受け入れ態勢は不十分なままである。
本企画では、経済連携協定(EPA)で介護福祉士として来日したフィリピン人就労者の事例と南米日系人就労者の子弟として幼少期に来日しそのまま日本で成人になったブラジル人とペルー人の事例研究を報告し、国内の言語文化マイノリティの支援について考えるきっかけとしたい。この2つの研究ではTEA(複線径路等至性アプローチ)が用いられている。
TEAは、文化心理学的な理論に基づく方法論で、個人の人生の軌道を可視化し分析するツールである。TEAを用いることで、長期の日本滞在経験から彼らがどのような葛藤を経験し、その経験をどのように意味づけているのか、また彼らの意志決定にどのような社会的諸力が働いたのかを明らかにし、またその具体的な支援方法を探ってみたい。 進行は、企画者がTEAの概説を行ったのち、「経済連携協定(EPA)フィリピン人介護福祉士の就労体験とキャリア観形成」に関する研究と「南米日系人のアイデンティティ形成と言語教育観形成」に関する研究の発表を行い、総合的に討論する。
■企画ワークショップ(2)-②  
 「動物と対人援助はどう関係するか−地域で考える動物と人間のかかわり方−」
 フォトジャーナリストとネコから目線の実践家に学ぶ対人援助の広がりを考えます。
 初日の地域事例報告その2をもとにワークショップを開催します。
 ・話題提供
  太田康介(フォトジャーナリスト)
  小池英梨子(「人もねこも一緒に支援プロジェクト」代表)
 ・対論者・企画 中村正(立命館大学)  
14:40~16:10 
 閑散とした町の通りをダチョウが闊歩しています。住めなくなった家屋に豚が数頭上がりこんでいます。動物愛護の観点から放置されたペットたちに餌を与えることが裏目にでてイノシシなどが餌を食べ大きくなりすぎて車の運転が夜間にしづらくなったそうです。放置された牛をあずかる「希望の牧場」が動物たちの命を守っています。フクシマの帰還困難地域から動物の生態をみるといろんなことを考えさせられます。それを写真に撮り続けているフォトジャーナリストや地元の獣医さんは地域の動物の生態から復興を考えています。
 そして、その地域から離れずに住み続けている方々がいます。その牧場主は怒りをあらわにします。こうしてみると、動物たちの姿をとおして人間が透視されてきます。野生化しつつある生態の回復も視野に入れてフクシマの今後があります。この地域からみえてくることをリアルに話をしていただきます。
 そして、初日に地域事例報告として話をしてくれた小池さんの事例をクロスさせます。対人援助と地域と動物の相互連関がみえてくると思います。このワークショップは「そうか!」という発見をテーマにして、対人援助学の広がりを考えます。
■閉会
16:20 
 
※発表論文集等の冊子媒体は作成いたしません。
順次ホームページに掲載してまいりますので、必要な方は、ダウンロードをお願い申し上げます。

第8回大会の概要

日程:2016年9月24日(土) ~9月25日(日)
一日目 11:30~19:00(受付11:00~)
二日目 9:00~14:30
テーマ:人間の尊厳と対人援助 【第1号通信
会場:神奈川県立保健福祉大学 【交通アクセス
(神奈川県横須賀市平成町1-10-1)
大会参加費:会 員 3,000円 / 非会員 4,000円
懇親会 2,000円
※事前申込はありません。参加費は当日会場で御支払ください。

第8回大会のプログラム

▼9月24日(土)
■受付  大会議室入口(管理図書館棟2階)
11:00~ 
受付
■理事会  大会議室入口(管理図書館棟2階)
11:30~12:20 
 
■基調講演  講堂
 12:30~14:00 
「人間の尊厳と対人援助」
東京大学名誉教授 村上陽一郎 氏 
研究報告  大講義室4・A436(教育研究棟4階)
14:10~15:50 
 
■理事会企画シンポジウム   大会議室(管理図書館棟2階)
 16:00~17:40 
「現場から人間の尊厳を考える」
■懇親会   食堂2階奥
18:00~19:00 
 
9月25日(日)
■ポスター発表  多目的実習室B・A406(教育研究棟4階)
9:00~10:00 
ポスター(パネル)セッション
■企画ワークショップ(1)   大講義室4・A436(教育研究棟4階)
10:10~11:30 
医療における対人援助としての退院支援を再考する
~当事者不在の退院支援にならないために~

<主発表者>
ファシリテーター:新潟医療生活協同組合 木戸病院
 診療部リハビリテーション科 医師  本間 毅
<連名発表者>
アシスタント:同 地域包括部 地域連携室
 社会福祉士 横田 啓子 / 退院調整看護師 永井 貴子
■企画ワークショップ(2)   大講義室5・A437(教育研究棟4階)
10:10~11:30 
支援者支援でコミュニティの力(レジリエンス)を引き出す
~「東日本・家族応援プロジェクトinむつ」の事例をもとに

<連名発表者>
立命館大学 村本邦子 / 立命館大学 中村正
青森県むつ児童相談所 杉浦裕子
■企画ワークショップ(3)   大講義室4・A436(教育研究棟4階)
12:20~13:40 
「障がいと能力どちらの言い方で考えますか?」
4コマ紙芝居で問いかけるワークショップ
―人間の尊厳をより重視した
「授業・研修・育成セミナー等の導入プログラム」の開発検討―


主発表者 平沢直樹
[参加者の皆様へのお願い] [振り返りシート]
■企画ワークショップ(4)   大講義室5・A437(教育研究棟4階)
12:20~13:40 
 
■会務総会   大講義室4・A436(教育研究棟4階)
13:50~14:20 
 
■閉会
14:30 
 
※発表論文集等の冊子媒体は作成いたしません。順次ホームページに掲載してまいりますので、必要な方は、ダウンロードをお願い申し上げます。

第7回大会の概要

対人援助学会第7回年次大会は
盛会裏に無事に終えることができました
  
日程:2015年10月31日 ~ 11月1日(土・日)
一日目 13:00~18:00(受付12:00~)
二日目 9:00~16:00
会場:立命館大学(衣笠キャンパス)
(京都市北区等持院北町56-1) 【交通アクセス
10月31日 創思館 4階
11月 1日  敬学館 2階
基調講演
「脱成長の時代の経済学
-対人援助職者にとっての資本主義社会の現在-」
立命館大学国際関係学部 高橋伸彰 教授
大会参加費:会 員 3,000円 / 非会員 3,500円 / 懇親会 1,000円
※事前申込はありません。参加費は当日会場で御支払ください。
※大学生(学部生)は無料で参加頂けます。受付で学生証をご提示ください。

第7回大会のプログラム

▼10月31日(土)創思館4階
■受付
12:00~
受付
■合同理事会(4階403・404号室)
10:30~11:30
 
■企画ワークショップ
13:00~14:20
企画ワークショップ1(4階405号室)
企画責任者:牛若孝治
あなたの顔って、どんな顔?――他者理解を楽しむワークショップ
14:30~15:50
企画ワークショップ2(4階403・404号室)
企画責任者:村本邦子
<インタビューする/される>関係を越えて力が交換されるとき
~「未来のための思い出:ココロ重ねるプロジェクト」の経験から
14:30~15:50
企画ワークショップ3(4階405号室)
企画責任者:荒木穂積
自閉症スペクトラム児の療育プログラム開発
-遊び活動に着目した発達支援-

14:30~15:50
企画ワークショップ4(4階406号室)
企画責任者:乾 明紀
「緩やかな所属による組織活動」における人材支援について(1)
16:00~17:20
企画ワークショップ4(4階406号室)
企画責任者:乾 明紀
「ワークショップと学生ジョブコーチに関する研究報告」
16:00~17:20
企画ワークショップ5(4階403・404号室)
企画責任者:中村 正
対人援助学の課題としての男性問題
■会務総会 (4階403・404号室)
17:40~18:10
 
■懇親会 (4階403・404号室)
18:20~
 
11月1日(日)敬学館2階
■ポスター発表(257号室及び256号室)
9:00~10:30
ポスター(パネル)セッション
■研究報告(250号室大教室)
10:30~12:30
研究報告(口頭発表)
■基調講演(250号室大教室)
13:15~14:15
「脱成長の時代の経済学
-対人援助者にとっての資本主義社会の現在-
立命館大学国際関係学部高橋伸彰教授
■理事会企画シンポジウム(250号室大教室)
14:20~16:20
医療、創薬、介護等の分野は「成長産業」といわれています。これらは対人援助に密接にかかわっています。
とはいえ、対人援助にかかわる領域を「成長産業」と定義してよいのかを考えてみたいと思います。この分野の一角を成すヒューマンサービスは「必要」をもとに展開されることが無視できないからです。もちろん「欲望」をもとに対人援助のサービスが展開されることもあります。必要な時に必要に応じて提供されることが理想ではありますが、内実は資本主義社会の原理によって規定されることとなります。
具体的には、医療保険適用の有無(制度)、需要と供給の関係(市場)、必要性の実現・保障(権利)等から社会的に構築されることになります。
今年の対人援助学会の企画は、臨床と支援のミクロな実践、対人援助の組織的行動や家族・地域支援のメゾ領域に必要なこと、欲望・必要と資本主義というマクロから成る複合性をもつヒューマンサービスの「かたち」について考えてみます。マクロな視点として現代資本主義の動態を見据えることが大切となっていることに鑑みた基調講演をもとにして、シンポジウムでは、幼児教育の現場、病児保育の必要性、障がい者と就労、発達障害へのニーズ、ヒューマンサービスとマネジメント等、身近な領域からヒューマンサービスとお金・市場・欲望と必要の関係について考えてみます。

■パネリスト
「幼児教育の現場から-子ども子育て支援新制度と幼児教育」
鶴谷主一 氏(原町幼稚園園長/沼津市私立幼稚園協会長)
「取材を通して見えてくる福祉とお金」
団遊 氏(ヨノナカ編集者ホンブロック出版社経営)
「“環-福連携”の可能性~環境産業と障がい者就労~」
千葉晃央 氏(社会福祉法人京都国際社会福祉協会)
「発達障害のニーズ」
鈴木史織 氏(行動・教育コンサルティング[BEC])
「病児保育の現場から」
大石仁美 氏(病児保育室子どもサポートH&K代表)
※今回、発表論文集等の冊子媒体の作成はございません。
順次ホームページに掲載してまいりますので、必要な方は、ダウンロードをお願い申し上げます。

第6回大会の概要

日程:2014年11月8日 ~ 9日(土・日)
会場:立命館大学敬学館(衣笠キャンパス)
(京都市北区等持院北町56-1)【交通アクセス
大会参加費:事前申込会員 3,000円 非会員 3,500円(10/31申込・入金)
当日受付会 員 3,500円 非会員 4,000円
懇親会 2,500円

第6回大会のプログラム

11月8日(1日目)
12:00~
■受付開始
 
13:00~14:30
■企画ワークショップ
企画ワークショップ1
安田 裕子 他
分岐点での関わり・援助を考える
-ボーダーを超えて、TEAで捉えられる、人のライフの変容と維持-
企画ワークショップ2
武藤崇 他
臨床を「人称」から考える「二人称の科学」は成立するのか?
企画ワークショップ3
荒木 晃子 他
「産む」選択と決断からはじまる、子どもと家族の援助を考える
企画ワークショップ4
荒木 穂積 他
「発達障害の可能性」のある児童・生徒・学生への発達支援・教育支援
-学校教育現場における「特別ニーズ」と対人援助-
 
14:40~16:00
■教育講演(1)
  吉田甫(立命館大学文学部特任教授)
高齢者と対人援助-認知訓練を通して-
 
■企画ワークショップ
企画ワークショップ5 中鹿 直樹 他
「障害のある児童・生徒の継続的支援のための情報共有の仕組みについて」
 
16:10~17:30
■教育講演(2)
  斎藤 清二(富山大学・保健管理センター教授)
「臨床心理・対人援助としてのNBMとEBM」
 
■企画ワークショップ
企画ワークショップ6 渡辺 修宏 他
援助研究と援助実践のAufheben-援助者のための援助を考える-
 
17:50~19:20
■懇親会
 
 
11月9日(2日目)
9:30~11:30
ポスター発表
 
■研究報告(口頭発表)
 
11:30~12:10
■理事会
 
12:10~12:50
■会務総会
 
13:00~14:30
■基調講演
  竹下 秀子(滋賀県立大学人間文化学部教授)
『たすける』の起源と進化-子育ちと子育ての比較行動発達研究の視点から-
14:40~16:00
■理事会企画 シンポジウム

中村正 他
レジリエンスとライフストーリーワーク-物語ることの諸実践と対人援助-
 
※プログラムは、今後変更する場合がございます。

第5回大会の概要

日程 :2013年11月9日-10日(土・日)
一日目 13:00~17:00(受付12:00~)
二日目 10:00~17:30
会場:立命館大学敬学館(衣笠キャンパス)
(京都市北区等持院北町56-1)【交通アクセス
大会参加費:事前申込会 員 2,500円 非会員 3,000円
当日申込会 員 3,000円 非会員 3,500円
1日のみ参加会員・非会員 2,000円
基調講演のみ 1,000円
懇親会 2,000円
大会プログラム

11月9日(1日目)
■受付
12:00~ 受付
■ポスターセッション
13:00-15:20 ポスター(パネル)セッション
■企画ワークショップ
15:30~17:00
企画ワークショップ1
発達相談と対人援助-発達支援と子育て支援-

企画者:荒木 穂積(立命館大学産業社会学部/同応用人間科学研究科))
話題提供者:福田 央子(耳原総合病院小児科・発達相談員)
話題提供者:立田 幸代子(岸和田市保健福祉部健康推進課、発達相談員)
話題提供者:山本 翔太(社会福祉法人桃郷 児童発達支援センターつくしんぼ園・発達相談員)
指定討論:竹内 謙彰(立命館大学産業社会学部/同応用人間科学研究科)

子どもの子育て支援と関わる専門職の一つに発達相談員がある。発達相談員は、子どもたち一人ひとりの発達やニーズに応じた発達支援や子育て支援をおこなう。発達支援の業務と関わっては、一人ひとりの発達段階や家庭環境を把握する力量とそれぞれの個人・家庭の個別事情に応じた具体的な介入・対応の実践力が求められる。また、障害や問題の早期発見・早期介入および予後(経過と評価)と関わっては、支援体制や支援チームを組織する専門性が求められる。加えて、医療・福祉・教育など子育て支援に不可欠な地域の諸機関間の連携と調整をはかる地域ネットワーク・コーディネーターとしての役割も期待される。
本ワークショップでは、現在、市町村、施設、病院で発達相談員として働いている現職の人たちから、対人援助職としての発達相談員の現状と課題を報告してもらい、対人援助に求められる発達相談の専門性として何が期待されているかについて考えていきたい。
企画ワークショップ2
「佐藤は見た!!!!!!-個人から個人へ向けられる目線と支援の展開-」

企画・司会:石幡愛(NPO法人クリエイティブサポートレッツ、東京大学大学院教育学研究科)
話題提供者:山下 健太(NPO法人クリエイティブサポートレッツ)
話題提供者:水越 雅人(NPO法人クリエイティブサポートレッツ)

障害福祉施設アルス・ノヴァでは、施設利用者や支援者ひとりひとりの長所を可視化し共有する記録用紙「ヒトマト」を開発し(石幡・田中, 2013)、各支援者の物の見方を活かしながら、各利用者の長所に即した支援を模索してきた。その背景には、一般的に問題とされる行動をその人の表現として読み替える価値観と、支援や振り返りの行き詰まりの打開を目指す試行錯誤があった(石幡・山下・佐藤・田中, 2013)。本企画の前半では、そうした価値観と試行錯誤の下、実現した支援の事例を紹介する。これらの事例は、問題視されたり見過ごされたりしがちな利用者の行為を見逃さず、新たな意味や価値を見出した各支援者独自の目線が、その後の支援の可能性にとって重要な役割を果たすことを示唆している。後半では、どの現場にでもあるであろう「面白いこと」「すごいこと」を参加者から引き出し、支援者がそれぞれの価値観で「面白がる」目線を持つことから展開する支援の可能性について議論する。
企画ワークショップ3
ケアする人のケア ~対人援助職のエンパワメントを考える~

発表者:梁陽日(立命館大学大学院 先端総合学術研究科/生存学研究センターマイノリティ研究プロジェクト)

医療、福祉、心理、教育、労働と幅広いフィールドを持つ対人援助職は、感情労働とも称され、現場での激務が続く中、バーンアウトとは常に隣り合わせとなり、近年はその対応策が強く求められている。
本企画ワークショップでは「ケアする人のケア」を主題に、上記課題に応えるための対人援助職のエンパワメントを目的にしたグループセラピーのプログラムを提供する。ワークショップでは対等な関係性の中で、相互の日々の働きをねぎらい、自らの働きを再評価しながらエンパワメントを体感する。
同時にプラスのグループダイナミックスを経験しながら、そのメカニズムを理解して実際の臨床支援現場で活用することや、「ケアする人のケア」が可能な組織文化創りのヒントの機会となることをめざす。
※本プログラムは、企画者がSVなどを務める大阪市職業リハビリテーションセンター等の公的支援機関及び、国立病院機構中四国ブロック看護部でのプログラムを実施します。
企画ワークショップ4
「広報・ホームページ推進委員会企画パネルディスカッション
『対人援助学会におけるWEBコミュニケーションについて考える』」

企画者:乾明紀(対人援助学会広報・ホームページ推進委員会委員長・京都光華女子大学)
コーディネーター:乾明紀
報告者(1):渡辺 修宏(水戸総合福祉専門学校)「学会ホームページへの期待」
報告者(2):揚佳樹(株式会社アグニット)「対人援助×デザイン‐デザイナーの立場から‐」
報告者(3):東山 純也(株式会社美文化計画)「WEBコミュニケーションの最先端」
指定討論(1):尾西 洋平(立命館大学)
指定討論(2):小幡 知史(NPO 法人だいち)

対人援助学会は、「対人援助学」( Science for Human Services )という新しい学範の創造と見直しという学術的な目的だけでなく、「対人援助職についている方々の『連携』や情報交換のプラットフォームを提供」も目的として設立された。複雑化する社会問題に対応するためには、様々な対人援助職者の連携や融合が必要不可欠になっており、そのための基盤づくりは、この学会の重要なミッションと言える。
このような目的を達成するために、年次大会や研究会の開催、対人援助マガジンや学会誌の発刊などをおこなってきたが、本学会が先駆的に行ってきたことは、WEB発刊であろう。WEBにおける情報発信は、「検索」によって多くの人の目に触れることができること、リンクによって様々な関連付けができること、ビジュアル表現の幅が広がること、発刊コストが安価であるなどの利点がある。また、近年はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が急速に普及し、国内ネットユーザーの52%の4,965万人が利用(株式会社ICT総研,2013)しているが、このSNSの利点を含めると、紐帯の強化やつながりの可視化、相互コミュニケーションの速さなどが、WEBの利点としてあげられる。
この企画ワークショップでは、大会5周年を契機として、対人援助学会のWEBコミュニケーションを見つめ直し、今後のあり方について検討していく。
■懇親会  
17:20~18:30  
 
11月10日(2日目)
■企画シンポジウム
10:00~11:30 対人援助の教育実践
-学び手の語り(ナラティヴ)と行為(アクション)をむすぶ、協働(コラボレーション)を促す-


企画:安田 裕子・サトウタツヤ(立命館大学)
企画趣旨・司会:安田 裕子(立命館大学)
話題提供:松嶋 秀明(滋賀県立大学)・西垣 悦代(関西医科大学)
指定討論:森岡 正芳(神戸大学)・サトウタツヤ(立命館大学)

対人援助の実践知はいかに構成・産出しうるのか。
ヴィゴツキーは、あらゆる高次の精神機能は、最初に精神間的機能としてあらわれ、次に精神内的機能としてあらわれると述べた。最初は他者との間での社会的活動の中であらわれた機能が、のちに個人的活動の中で機能するようになるのであり、すなわち、協働が学びには不可欠であるといえよう。
多様な当事者性を有する他者に、時間と場所の網目のなかで向き合う援助者は、そうしたトポスへの配慮と関与はもとより、援助の目的や援助者としてのアイデンティティを重ね合わせ、その営みを他者と共有し、援助の質を編み上げていく。こう考えるなら、対人援助の教育実践を考えるうえで、当事者に関わる援助者自身がナラティヴと援助行為とをいかにきりむすび、援助者同士が当事者を中心にいかに協働しうるのか、といった観点が重要になってこよう。
本シンポジウムでは、臨床心理学を専門に、学校でのコンサルテーションを中心に援助を行い質的研究に還元している松嶋氏、ならびに、医学部の「コミュニケーション実習」などでさまざまなゲーミングを用いた演習を実施している西垣氏より、協働的な教育実践についてお話いただく。
対人援助の教育実践について、そのクオリティを考える場とする。
■理事会
11:30~12:10  
■会務総会
12:10~12:50  
■基調講演
13:00~14:00 「被災者の心を支える、思い出工学の考え方と実践」

仲谷 善雄 氏(立命館大学情報理工学部 教授)

人は、写真などの思い出の品がなければ過去を思い出せない。思い出は、後ろ向きのものではなく、自己の基盤を形成し、アイデンティティの核となるものである。しかし、大規模災害などで思い出の品を失くす人は少なくない。そのような人は、思い出を想起できなくなる不安を抱え、自分を見失ってしまい、前を向いて生きて行けなくなる。しかし思い出の品が思い出の本体ではなく、想起のきっかけ(トリガー)であるならば、計算機によりトリガーの代わりはできるはずである。このアイデアを基に、個人および共同の想起支援、思い出を用いたコミュニティ形成支援、知識継承支援などの研究を行ってきているので、紹介する。
■理事会企画ワークショップ・企画ワークショップ
14:10~15:40
理事会企画
ワークショップ
対人援助学マガジンを考える~書き手として、読み手として~

千葉 晃央(京都国際社会福祉センター京都市横大路学園)
木村 晃子(あったかプランとうべつ)
坂口 伊都(スクールソーシャルワーカー)

2013年9月に14号が発刊された「対人援助学マガジン」。この「対人援助学マガジン」から様々なことが展開してきた。読む側としては、生まれる前の産前から、死んだ後の死後まで様々なライフステージにかかわる援助を知ることができる。書く側としても、連載が出版につながるなど様々なことが起こっている。ニュースレターでもなく、学会誌でもない、マガジンというスタイル。機能、役割、影響など参加者とともに考えていくワークショップです。

企画ワークショップ5
継続的キャリア支援としての情報的連携:
「情報バンク」「シミュレーションショップ」の構造とその対人援助学的機能


企画・司会:望月昭(立命館大学)
発表者
1.望月昭企画趣旨:当事者の「キャリア」としての自分情報
2.上田征樹 (京都市西総合支援学校)「情報バンク」の製作と展開
3.中鹿直樹(立命館大学客員研究員)Café Rits: ポートフォリオ拡充の「加速器」としてのシミュレーションショップの運営
指定討論:朝野浩(立命館大学)・土田菜穂(北総合支援学校)

近年、障害のある個人への継続的キャリア支援を目的に、個別個人の「情報」を共有、蓄積、移行するシステムの開発が、学校、市町村など様々な組織で取り組まれている。
このワークショップでは、支援学校の生徒を当事者として、「情報」とは、当事者を社会との関係において、より積極的に位置づけ改善を要請するキャリア支援の一部であるという事を前提にその共有、蓄積、移行といった具体的仕組みの在り方について検討する。
情報蓄積のプロトタイプ「できますシート」発祥の地である京都市西総合学校の上田征樹氏には、個別生徒における行動成立の推移を蓄積する「情報バンク」についてその構造や可能性について、中鹿直樹氏には、個別個人の「できます」コンテンツを拡充する地域資源としての「シミュレーションショップ」(Café Rits)の運用について、実習事例を中心に紹介してもらう。そして指定討論として、京都の「個別の包括支援プラン」を立ち上げた朝野浩氏と、支援学校にあって学内学外のコーディネターとして活動している土田菜穂氏からコメントをもらう。
企画ワークショップ6
ひきこもりの家族支援-TEMによってシステムに接近する試み-

企画:安田 裕子・サトウタツヤ(立命館大学)
企画趣旨・司会:安田 裕子
はじめに:サトウタツヤ
話題提供:廣瀬 太介(滋賀県スクールカウンセラー)
話題提供:廣瀬 眞理子(関西学院大学)
指定討論:松嶋 秀明(滋賀県立大学)

ひきこもり者は、社会システムから退き、家族システムにおいても、コミュニケーションを回避していくことが多い。一方で、日常的に関与している家族は、そうしたひきこもり者の社会への再接続を促す可能性を有している。とりわけ、ひきこもりや不登校支援においては母親がキーパーソンになることが多いが、家族システムの一員であり社会システムの一員でもある母親は、ひきこもり者が社会に向き合っていくプロセスで、どのような役割を果たすのか。援助者との関わりのなかで、母親、そして家族は、いかに変容していくのか。本シンポジウムでは、システムを時間経過とともに捉える質的研究法TEMの分析枠組みを用いながら、不登校児の母親のカウンセリングをしている廣瀬太介氏、ならびに、ひきこもりに関する家族支援の専門相談を行っている廣瀬眞理子氏に、その援助実践における母親ならびに家族の変容の有り様をご報告いただく。また、そうした様相を捉えるTEMの援助実践上の意義についても考えたい。
■口頭発表
15:50~17:30 「傷ついた男性性からの回復と男性性ジェンダー臨床論の構築」(2)
國友 万裕
  先生,叱らないで!-生活習慣の改善を促すための援助の必要条件とは何か?-
大屋 藍子
  中国における障害児の現状とニーズ
呂暁彤
  無意識について
山縣 弘子
  『「講義型授業」から、「双方向型授業」へ『ボディーワーク』の講師実践から
牛若 孝治
※プログラムは予告なく変更する場合がございます。

第4回大会の概要

日程:2012年12月8日(土)午前10:00~
テーマ:対人援助の新たな可能性を求めて【プログラム
会場:神奈川県立保健福祉大学
(神奈川県横須賀市平成町1-10-1)【交通アクセス
大会参加費:資料代1,000円
懇親会会費:2,000円

プログラム
■ポスターセッション【多目的実習室B(A406)又は社会福祉援助技術実習室(A409)】
10:00-12:00 ポスター(パネル)セッション
■総会【教育研究棟4F大講義室4(A436)】
12:20~12:50 会務総会
■基調講演【講堂】
13:00~13:05 主催者挨拶
大会実行委員長臼井 正樹 氏
13:05~14:00 基調講演
「精神保健の昨日・今日・明日」
篠崎 英夫 氏(日本公衆衛生協会理事長)
■企画シンポジウム【講堂】
14:00~15:20 「精神障害者の地域生活を支えるー在宅生活はどこまで可能になったかー」
司会:吉浜 文洋 氏(神奈川県立保健福祉大学)
シンポジスト:神奈川県立保健福祉大学大学院修了生ほか
■口頭発表(研究報告)【教育研究棟4F大講義室4(A436)】 会場Aグループ
15:30~17:10 「スクール・トリアージを用いたスクール・カウンセリング
- 包括的生徒指導・教育相談の観点から -」
発表者:枝廣和憲 氏(広島大学アクセシビリティセンター)
(広島大学大学院教育学研究科博士後期課程)

「傷ついた男性性からの回復」
発表者:國友万裕 氏(同志社大学)
中村正 氏(立命館大学)

「障害児支援における記録用紙「ヒトマト」導入の効果
- 支援員の障害児支援に対する「援助・援護・教授」機能に着目して -」
発表者:石幡 愛 氏(NPO法人クリエイティブサポートレッツ)
(東京大学大学院教育学研究科)
田中保帆 氏(NPO法人クリエイティブサポートレッツ)
乾明紀 氏(立命館グローバル・イノベーション研究機構)

「訪問介護事業におけるサービス提供責任者を中心とした組織改革(中間報告)
- ヘルパーの能力開発と利用者のQOL拡大を目指して -」
発表者:乾 明紀 氏(立命館グローバル・イノベーション研究機構)
望月 昭 氏(立命館大学)
植島 淳 氏(株式会社アワハウス)
岸本光平 氏(株式会社アワハウス)他
■口頭発表(研究報告)【教育研究棟4F大講義室5(A437)】 会場Bグループ
15:30~17:10 「ミッションとしてのヒューマンサービス
- 大学設置10年を振り返って -」
発表者:新保幸男 氏(神奈川県立保健福祉大学)

「障碍のある人とない人との芸術活動における援助者と非援助者との関係性の問題点」
発表者:牛若孝治 氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科後期博士課程)

「身体表象によるコミュニケーションの実現
- ドイツ表現舞踊の理論と実践の観点から -」
発表者:照井夕可里 氏(日本大学大学院文学研究科)
■対人援助学会理事会企画ワークショップ【教育研究棟4F大講義室6(A445)】
15:30~17:10 「対人援助学マガジンは何をしてきたのか?執筆者、読者の考察」
団 士朗 氏(立命館大学)
■対人援助学会企画ワークショップ1【教育研究棟4F大講義室7(A452)】
15:30~17:10 DV被害母子への支援の実態と可能性 - 福祉・心理・行政・
司法はいかに連携しうるのか -
企画・司会:安田裕子 氏(立命館大学衣笠総合研究機構)
発 表 者:渡邉佳代 氏(立命館大学心理教育相談センター)
川本静香 氏(立命館大学大学院文学研究科博士課程)
安田裕子 氏(立命館大学衣笠総合研究機構)
指 定 討 論:村本邦子 氏(立命館大学大学院応用人間科学研究科)
■対人援助学会企画ワークショップ2【教育研究棟4F社会福祉援助技術実習室(A409)】
15:30~17:10 対人援助者支援の一つのアプローチ
- ドラマセラピーのグループワークとして -
発表者:尾上明代 氏(立命館大学大学院応用人間科学研究科)
■対人援助学会企画ワークショップ3【教育研究棟4F大講義室9(A454)】
15:30~17:10 発達障害をもつ子どもの親の障害受容プロセスの検討
- ナラティブ分析とライフラインメソッド -
企画:荒木穂積 氏(立命館大学大学院応用人間科学研究科)
報告者:荒木穂積 氏(立命館大学大学院応用人間科学研究科)
障害受容プロセスのとらえ方について
竹内謙彰 氏(立命館大学大学院応用人間科学研究科)
M-GTAによる分析の報告
荒木美知子 氏(大阪女子短期大学)
LIMを用いた事例の報告
■懇親会【食堂】  
17:20~18:20  
※プログラムは予告なく変更する場合がございます。

第3回大会の概要

日程:2011年11月12日(土)
テーマ :当事者のための連携はできているか?【プログラム
会場 :立命館大学衣笠キャンパス敬学館1階
(京都府京都市北区等持院北町56-1)【交通アクセス
参加費 :事前申込会員 2,000円 非会員 2,500円 当日申込会員 2,500円 非会員 3,000円

10:00-12:00 ポスターセッション発表抄録
12:00-18:40の資料
12:00-13:30 ■ランチミーティング
パレスチナ・イエメンでの心理ケア
どなたでも無料でご参加いただけます。ランチミーティングですが、お弁当などのご用意はいたしておりませんので、ご持参ください。
13:30-14:30
■公開企画

基調講演

「障がい者の就労支援:企業の発想・論理をキャリア支援に活かそう」
秦政氏(NPO障がい者就業・雇用支援センター理事長)
14:30-16:10 学会主催シンポジウム
「障がいのある個人の継続的支援のための地域連携」

◎企画・司会:
望月昭氏(立命館大学)・朝野浩氏(立命館大学)

◎話題提供者:
「学校からみた福祉や企業の連携と情報共有」
朝野浩氏(立命館大学)

「京都におけるこれからのキャリア支援」
生田一朗氏(京都ほっとはあとセンター)

「地域連携、移行にむけた課題」
光真坊浩氏(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課)

◎指定討論者:
秦政氏(NPO法人障がい者就業・雇用支援センター理事長)

16:20-17:00 会務総会
17:00-18:40
■企画ワークショップ

◎理事会企画ワークショップ
「『対人援助学』マガジンの可能性」
団士郎氏(立命館大学)

◎理事会企画ワークショップ
「IPE教育(専門職連携教育)について」
臼井正樹 氏(神奈川県立保健大学)
柏絵理子 氏(神奈川県立保健大学)

◎会員企画ワークショップ
プレイバックシアター「援助すること・されること」
各務勝博 氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科/京都福祉サービス協会)

◎会員企画ワークショップ
「援助者が複線径路で支援を考えると言うこと」
サトウタツヤ 氏(立命館大学)、安田裕子 氏(立命館大学衣笠総合研究機構)
話題提供者:長谷川恭子 氏(大阪大学大学院連合小児発達学研究科)
和田美香 氏(厚木市立病院小児科心理外来)
鈴木美枝子 氏(静岡県立静岡北特別支援学校)

◎企画ワークショップ
人はなぜ苦しいのか。そして、どのように新しい1歩を踏み出すのか。
「― 苦しみを構造的に理解する方法と聴くことの本当の意味 ―」
症例検討:がん患者
基調発言:佐藤泰子 氏(京都大学大学院医学研究科)
司会:市木 一則 氏(NPOケイアフェクション代表グリーフケア実践家)
ワークショップの流れ
1.基調発言2.症例検討
19:00- レセプション
場所:レストランカルム(立命館大学衣笠キャンパス内)

第2回大会の概要

日程:2010年11月6日(土)10:00-17:50
テーマ :つながり・絆の持続的発展へ【パンフレット】【ご案内
会場 :立命館大学衣笠キャンパス敬学館2F
(京都府京都市北区等持院北町56-1)【交通アクセス

A10:30-10:40 開会挨拶
団士郎(「対人援助学会」理事長)
B10:50-12:20 ポスターセッション発表抄録
C13:30-14:30
■公開企画

基調講演

浜田寿美男 氏(奈良女子大学名誉教授・立命館大学特別招聘教授)
演題「障害を持つ人への援助と共生」
司会・サトウタツヤ
D14:40-16:10
■ワークショップ

◎企画1
団士郎 氏
「対人援助学マガジン」の可能性
ーWEB雑誌連載執筆の面々が語る対人援助の今ー

◎企画2
望月昭 氏
学会を100倍利用する方法:「対人援助者」が学会・学会誌で発表する意味

◎企画3
飯田奈美子 氏(多言語コミュニティ通訳ネットワーク共同代表)
「対人援助のコミュニケーションについて考える
-対等性、固有性、アドボカシー」
E16:20-17:50 シンポジウム
中村正 氏
対人援助における「身体と生活」
-共に在ることをめぐる児童自立支援の現場との対話
F18:00-18:20 会務総会
G18:30-20:00 レセプション
(参加費は、当日ご案内させて頂きます。)

第1回大会の概要

日程:2009年11月7日(土)10:00-17:50
テーマ:連携に向けたプラットフォームの創造
会場:立命館大学衣笠キャンパス
創思館1Fカンファレンスルーム
(京都府京都市北区等持院北町56-1)【交通アクセス

10:00-10:20 開会挨拶
望月昭(「(対人援助学会」設立準備委員会代表)
10:30-12:00 ポスターセッション発表抄録
12:30-13:20 会務総会
13:30-15:00 シンポジウム1:「対人援助学の可能性」
中村正(立命館大学)
団士郎(立命館大学)
臼井正樹(神奈川県立保健福祉大学)
15:10-16:40 シンポジウム2:「元気の出る『個別の教育・支援・移行プラン』」
朝野浩(立命館大学)
桑園英俊(桑の実工房)
井内学(京都市)
16:50-18:10 シンポジウム3:「対人援助とアドボカシー」
荒木晃子(内田クリニック・岡田医院)
村本邦子(立命館大学)
サトウタツヤ(立命館大学)
他1 名予定
18:30-20:00 レセプション(於:レストランカルム)