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発行日 2020年9月15日
発行者 対人援助学会
編集長 団 士郎
【編集長から】第42号も順調です。新規連載がまた三本。ギョッとするタイトルのものもありますが、対人援助領域の奥深さと多面性を表していると思います。
前号から今号に至る間、私自身が様々な対人援助領域に働く人達のお世話になることになりました。医師、看護師、ソーシャルワーカー、病棟業務従事者、薬剤師、救急隊員、葬祭業者、僧侶、火葬場職員等など。それぞれの場にあるプロフェッショナルのディテールに触れる思いでした。
「誰が担当しても、中身はおおむね変わらない」という専門技術はあると思います。担当者によって、中味が違いすぎるのは問題です。そういう意味で、「どこでも同じサービスが受けられます!」は正しいと思います。
その上で、サービスを提供する姿勢とか言葉とか、身のこなしに、思いがけないメッセージが届いてしまうのだと思います。
私は時の勢いで、時々言葉が暴走するところがあるので、結果的に相手が傷ついていることがあるようです。言い訳すれば出来るのですが、そう受け取られた事実は誤解だろうと現実です。
そんなことを起こすのは目的ではないので、心がけたいと、自分が援助を受ける立場で接していると、あらためて思いました。
そんなわけで、様々な分野における実践中心の連載者諸氏の記述に、まだまだ学ばねばなぁと思わされることがたくさんある最近です。